2023年12月7日木曜日

湯の子

湯の子の入ったお湯。

お食事の最後にお出しします。

こちらは「羽釜のお焦げを湯ですすいだもの」がお手本で、茶懐石料理はこのお湯と沢庵で椀を清めて終わります。禅宗の習いです。

とは言え大野では、だいたいは季節のお野菜の漬物をお出ししています。

さて、湯の子のお湯、

手作りのお煎餅を割り砕いて湯呑みに入れて、塩をぱらりと降り、そこへ、

情け容赦なくぐらぐらと煮立った熱湯を注ぎます。

この場合はぬるいお湯は湯の子が芯からふやけ無いのでダメ。あくまでも熱湯で。しばし待ち。。

これをご飯にじゃっ〜とかけ、サラサラと湯漬けを召し上がれ。

香ばしい香りがお米の甘味と重なってお口の中に広がり、香ばしさが鼻に抜けてなんとも美味しく感じるものです。

贅沢のき侘び。


#木挽町大野 #茶懐石 #四谷三丁目 #禅宗

#香しい  #湯漬け #湯の子 

 

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